「楽なほう」を選ぶ
- yamashinagurashi
- 2022年2月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年2月11日
人間は、「楽なほう」を本能的に選択します。
例えば、今日から毎日10km走るぞ!と決めたとします。
と、思っていたけど、やっぱり明日からにしよう、
その翌日も、明日は必ずとか思っているうちに、
結局やらない。
似たようなことは、みなさんもよくあると思います。
これを
「意志が弱いからだ」 と言う人がいますが、実は違います。
意志の問題ではありません。
では、なぜ、
毎日10km走ると決めて、実際に走る人と走らない人がいるのか。
まず、 「決めたことは必ず実行しないと気がすまない」という人にとって、
走るか走らないかの選択肢では、「走る」を選択したほうがしっくりくる。つまり、それが「楽なほう」なんです。
次に、そんな価値観はなく、走る決意も必死の思いで決心した人にとっては、
走るか走らないかの選択肢では、「走らない」選択が「楽なほう」なんです。
「走る」のは苦痛だけど、そうしないといけないと思ったから決心した、は苦痛なのでやっぱりやりません。
それこそ、最初は意志の強さでなんとか始めることはできるかもしれません。
でも、続かない。
そのうち、やらない理由を大脳新皮質で探すようになります。
「明日までにやらないといけない仕事があるから」
「今日は雨が降ってるから」と。
あえて苦痛を好む、それを乗り越えることに快感を感じる、そういう価値観の人でない限り、
苦痛なことは避けます。
それが、人間の本能だからです。
じゃあ、一定の価値観をもった人しか目標実現できないのか、というとそうではありません。
答えは簡単、
苦痛じゃないようにしちゃえばいい。
「10km走る」のは、何か目的があるはずです。
ダイエットなのか、マラソンに出たいのか、運動不足解消なのか、何かしらの目的があるはずです。
その目的を明確にすること。
そして、それを果たした時のうれしい、楽しい、ワクワクなどのプラス感情をイメージすること。
「楽しむために、今からそのプロセスを歩む」ということを脳に学習させます。
とはいえ、じゃあ、そのために10km走る、を設定してしまうと、やっぱり苦痛なので、
確実に、苦もなく達成できてしまうステップ、これなら毎日できるステップを決めます。
「家の中を10歩あるく」でもオッケー。
本当に10歩で終わりでも目標達成だし、15歩歩いたら目標を大きく上回る。
この成功体験が、「できる」という感覚になり、毎日続けられる。
そして、習慣化する。
習慣化したら、次のステップ、また確実にできるステップを決める。
そして、実行、成功体験、習慣化。
これを繰り返すことで、どこかのタイミングで、10km走ることが習慣化します。
習慣化すれば、10km走る習慣が「楽なほう」になります。
この考え方で、資格試験の勉強が全然できなかった人が、勉強するようになったりしました
よかったら試してみて

Comments