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  • 執筆者の写真太田英樹

認知症の方が老人ホームに入るということ


老人ホームに入る・・・

ここ京都では、まだ好き好んで老人ホームに入りたい人は少ないでしょう。

地域によっては、どの(有料)老人ホームに入るのかがステータスになっています。

ただし、それは比較的お元気な方の場合の話で、

認知症の方の場合、自宅にいても一人では生活ができないからとか、

ご家族がお仕事でお世話ができない、介護疲れがピークに達している

という理由から施設への入所・入居を『ご家族』が考えるんですが、

ご本人には決定権がない場合がほとんどです。

昔と違い、「老人ホーム=姥捨て山」というイメージはほとんどありませんし、

「いずれ入ることになるなら、元気なうちに入っておくか」

と考える方も増えてきました。

でも、認知症の方にとっては、自宅か施設かは大きな違いです。

認知症の進行に、環境因子が少なからず影響することは明白です。

よく「ショートステイに行って、帰ってきたら認知症がひどくなっていた」

なんて話を聞きます。

この話は「ショートステイのスタッフの対応が悪い」という誤解を招いていることが多いですが、

決してそうではなく、短期間で住環境が変わるという環境因子が影響していることも多々あるのです。

個人差もありますし、環境の変化を考慮した対応や体制を整えている施設もあるので、

一概には言えない面もありますが、多かれ少なかれ、老人ホームの入居直後に認知症の方の様子に変化があります。

中には、暴れて手が付けられず、翌日には自宅に帰されたケースも目の当たりにしました。


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