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執筆者の写真太田英樹

今月の保険外サービス事例


ケアマネさんからのご相談でした。

片麻痺で車いす移動の方で、ご家族のお見舞いに行きたいので

病院までの行き帰り付き添いをお願いできますか?とのこと。

もちろん大丈夫なのですが、ひとつ問題が。

車いすを自分で操作して移動したり、乗り移りができる方なので、

介護タクシーを利用するという手段もあるのですが、

経済的になるべく安く抑えたくて、2時間までであれば、当方のサービスが安くて、

3時間になると介護タクシーを使うほうが安いという。

ルートを考えてみても、私の計算では、2時間以内はちょっと厳しいような・・

とお伝えしましたが、

ご本人いわく、「2時間あればじゅうぶんだから頼む」とのこと。

事前面談の際に話を聞くと、

要介護で施設入所しているお母様と、ご自身も車いす生活なので、

なかなか会うことができない。

年末から入院され、もう余命短いから最後に会っておきたいと。

それを聞いて、

「わかりました。事前にルートの下調べをしておきますので、移動時間のロスをなるべくなくして、お母様とお話する時間をしっかりと確保しましょう。大幅な時間超過があれば仕方ないですが、多少時間を過ぎるぶんの超過はいただきませんので、安心してください」

とお伝えすると、たいへん喜ばれていました。

行先やルートはだいたい把握できていたので、通常は下調べまではしないんですが、

今回は少しでもロスをなくしたいので、事前にバス停・駅の車いす移動や乗降を確認しにいき、駅員さんとも打合せをして、当日に備えました。

当日は、ご本人からお聞きしていなかった予定なども発覚し、下調べの甲斐もなく大幅な時間延長になってしまいましたが、お母様との面会はしっかりとでき、喜んでおられました。

最終的に3時間以上のサポートになってしまい、ご本人も時間分支払ってもいいとおっしゃってくださったんですが、ご事情を考慮し30分だけ延長とさせていただいています。

何よりうれしかったのが、事前に「ちょっと難しい方だ」とお聞きしていたんですが、

ご本人様から「またあんたと病院に行きたいわ」と言っていただいたこと。


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