比較的穏やかな朝を迎えている京都ですが、
今夜から急激に気温が下がり、今週は雪が降る日もあるかもしれないとのことです。
この時期になると、高血圧の方、心疾患をお持ちの方は
自身の血圧の変動に気を付けていただく必要があります。
リビングや寝室は暖房をつけていて暖かくしているが、
廊下、おトイレ、浴室は寒い・・・よくあることだと思います。
血圧は常に変動していて、朝計った血圧が一日の血圧というわけではありません。
寒い所に行けば血圧は一旦下がり、徐々に上がってくる、
暖かい所に行けば血圧は一旦上り、徐々に下がってくる。
暖かいリビングから、寒い廊下に出て、暖めていた脱衣場で服を脱ぎ、
寒い浴室に入り、熱いお湯を体にかける、
という一連の「入浴する」という行為の間、血圧は乱高下を繰り返していることになります。
これが、心臓や血管に負担をかけることになり、
発作や事故の原因となります。
介護施設でも自宅でも、脱衣場や浴室の室温にはある程度を気を使っていますが、
なぜそうするのかを理解している方は意外と多くありません。
脱衣場や浴室だけを暖めておけばいいというものでもないですし、
介助の流れの関係上、「速暖」機能などで暑いくらいに室温を上げていることもあります。
介助者はもちろん、ご自身も血圧の変動に気を付けて、
上手に暖房を活用してください。